Debian on Libretto L5

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はじめに

Libretto L5 にプリインストールされていた WindowsXP が先日うんともすんとも言わなくなってしまったので再インストールすることにした。

で、なんとなく Debian を入れ見ててみようと思った。

初めての Linux デスクトップ。 がんばろう。

インストール

CDブートの方法

  • Libretto は USB CD が認識出来るようなので USB CD を繋げばブータブル CD で起動できる。
  • 起動時に C キーを押し続けることで CD ブートになる。

Debianインストーラ

  • 今回はネットワークインストール用の CD を使った。
  • Debian インストーラの画面が表示されたら bf24 と入力してインストール開始。
  • インストールは適当に行う。
  • 最後の tasksel と dselect は行わない。

sources.list の編集

インストールが終わったらまず apt の設定だと思う。

  • /etc/apt/sources.list を sid ようにした。
  • うちの場合、一番近所のミラーは ring.asahi-net.or.jp だと思うのでそれを使うようにする。
  • ただ、ring.asahi-net.or.jp をミラーに使ってると deb ファイルが 404 になることがたまにあるのでそういう場合の対策として他のミラーを後ろに追加しておく。
  • 今はこんな風になってる。
    # woody
    #deb http://ring.asahi-net.or.jp/archives/linux/debian/debian/ stable main non-free contrib
    #deb http://ring.asahi-net.or.jp/archives/linux/debian/debian-non-US/ stable/non-US main non-free contrib
    #deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ stable main non-free contrib
    #deb http://ftp.jp.debian.org/debian-non-US/ stable/non-US main non-free contrib
    #deb http://security.debian.org/ stable/updates main
    
    # sid
    deb http://ring.asahi-net.or.jp/archives/linux/debian/debian/ sid main non-free contrib
    deb http://ring.asahi-net.or.jp/archives/linux/debian/debian-non-US/ sid/non-US main non-free contrib
    deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ sid main non-free contrib
    deb http://ftp.jp.debian.org/debian-non-US/ sid/non-US main non-free contrib
  • udate & upgrade
    apt-get update
    apt-get dist-upgrade
    sid にしたらとりあえず upgrade せねば。

Xのインストール

最低限のセットアップ

  1. まず、x-window-system, xfs-xtt を入れる。
    apt-get install x-window-system xfs-xtt
  2. 途中いくつか聞かれるが以下のように答える。
    Select the desired X server driver → ati
    フレームバッファを使うか?とかいう質問 → No
    select your keyboard model → jp106
    select your keyboard layout → jp
    select your keyboard variant → 無視
    select your keyboard options → 無視
    choose your mouse port → /dev/psaux
    choose the entry that best describes your mouse → ImPS/2
    Is your monitor an LCD device? → Yes
    select your monitor characteristics → Medium
    your monitor's bst video mode ... 800x600@60Hz
    your desired default color depth in bits ... 24
  3. /etc/X11/XF86Config-4 を編集する。
    • xfs の変わりに xfs-xtt を使う為に、Files セクションで FontPath "unix/:7100" を FontPath "unix/:7110" に変更する。
    • InputDevice セクション keybord の設定をしているところに以下を追記する。
      Option "XkbDisable" "true"
      Libretto で Xkb を使うと2重打鍵*1問題が発生してしまうので Disable にする必要がある。
      この設定をすると AtokX 利用時等に不具合が起きることがあるようなので必要なら次の設定をする。> 2重打鍵対策をしたらAlt+半角全角がきかない
    • Screen セクション中の Depth 24 となっているサブセクションの Modes に "1280x600" を加える。
      Modes "1280x600" "800x600" "640x480"
      • デフォルトのカーネルだと 1280x600 を指定しても真っ黒の画面になってしまうかもしれない。その場合はとりあえず 800x600 で我慢して、カーネル再構築などして新しいドライバにしてから試してみる。
      • ちなみに現在カーネル2.6.2のatiで無事 1280x600 が表示できている。
  • 再起動すると xdm のログイン画面が出るようになっているはず。
    • 最近は xdm は削除してしまって、コンソールでログインした後に startx で X を起動するようにしている。

ウィンドウマネージャの変更

色々試したが sawfish というウィンドウマネージャが一番よさそうだった。理由は Alt+Tab で Windows ライクにウィンドウの切り替えが出来たから。

  1. まず sawfish を入れます。
    apt-get instal sawfish
  2. ログインユーザのデフォルトのウィンドウマネージャを sawfish にします。
    • これは ~/.xsession に exec sawfish とかいとけば良いみたいだが、今回は language-env で作られた .xsession を使う場合のやりかたを書いておく。
      1. language-env を入れる。
        apt-get-install language-env
      2. ログインユーザで set-language-env を実行して日本語の設定をする。
      3. 出来た .session の先頭に以下を追記する。
        WINDOW_MANAGER=sawfish
  3. ログインしなおせば sawfish になってる筈。

日本語ターミナル

krxvt を使うことにする。

  1. rxvt-ml をインストールする。
    apt-get install rxvt-ml
  2. インストールしたら以下のように krxvt が起動できると思う。
    krxvt &
  3. ログインユーザがログイン時に krxvt が起動するようにするには .xsession に以下のように書いておけばよい。
    krxvt &
    • language-env で作成された .xsession を活用するなら .xsession の頭の方に以下を書いておく。
      TERMINAL_EMULATOR=krxvt

カーネル再構築

当たらし物好きなので現時点*2の最新の 2.6.1 を入れる。

必要なもの

  • kernel-package - make-kpkg が入ってます。
  • module-init-tools - kernrl2.6 には必要です。2.4 なら要りません。
  • libncurses5-dev - 必要となるいるヘッダ類がはいります。

これらを apt で入れておきます。

ソースの取得と展開

  • カーネルソースは http://ftp.kernel.org/ からダウンロードしてきます。
  • /usr/src で展開します。
  • 展開したソースディレクトリを /usr/src/linux にシンボリックリンクを作ります。
  • ソースディレクトリに移動します。
cd /usr/src
wget http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/linux-2.6.1.tar.bz2
tar xfz linux-2.6.1.tar.bz2
ln -s linux-2.6.1 linux
cd linux

カーネルコンフィグ

  • いつも使う .config があればコピーしておきます。
  • make menuconfig でカーネルオプションを設定します。
    make menuconfig
  • Libretto で必要と思われるオプション
    Processor type and features --->
            Processor family --->
                (X) Crusoe
        <M> Toshiba Laptop support
    Power management options (ACPI, APM) --->
        [*] Power Management support
        [*] ACPI (Advanced Configuration and Power Interface) Support --->
            [*] ACPI Support
            [*] Sleep States (EXPERIMENTAL)
            <M> AC Adapter
            <M> Battery
            <M> Button
            <M> Fan
            <M> Processor
            <M>   Thermal Zone
            <M> ASUS/Medion Laptop Extras
            <M> Toshiba Laptop Extras
    Device Drivers --->
        Networking support --->
            Ethernet (10 or 100Mbit) --->
                <M> RealTek RTL-8139 PCI Fast Ethernet Adapter support
        Character devices --->
            <M> ATI Radeon
        Graphics support --->
            <M> ATI Radeon display support
        Sound --->
            <M> Sound card support
                Advenced Linux Sound Architecture --->
                    <M> Advanced Linux Sound Architecture
                    <M>   Sequencer support
                    <M>     Sequencer dummy client
                    [*]   OSS API emulation
                    <M>     OSS Mixer API
                    <M>     OSS PCM (digital audio) API
                    [*]     OSS Sequencer API
                    <M>   RTC Timer support
                          PCI devices  --->
                              <M> ALi PCI Audio M5451
    他に必要そうなのがあれば適宜選択しておく。

コンパイル&インストール

普通だとカーネルイメージの作成は make dep; make clean; make bzImage; make modules; make modules_install と結構大変だが、 Debian だと kernel-package に含まれる make-kpkg がこの辺を全部やってくれるのでとても怠惰です。

  1. まず、前に make したときのファイルが残っている場合は clean しておいたほうが気分が良いです。
    make-kpkg clean
  2. 以下のコマンド一発でカーネルイメージが作成されます。
    make-kpkg --revision=20040123 kernel_image
    一つ上のディレクトリに kernel-image-2.6.x.deb というファイルが出来てるはずです。
  3. カーネルイメージと一緒にヘッダファイルも入れて置いた方が後々都合が良いので以下のコマンドで dev を作成。
    make-kpkg --revision=20040123 kernel_headers
    一つ上のディレクトリに kernel-headers-2.6.x.deb というファイルが出来てるはずです。
  4. 出来た deb をインストールする。
    dpkg -i kernel-image-2.6.x.deb
    dpkg -i kernel-headers-2.6.x.deb

その他

キーマップを日本語キーボード配列にする。

/etc/init.d/keymap.sh は /etc/console/boottime.kmap.gz を読み込むようになっているのでここに日本語キーマップファイルを置いて置けばよい。

  1. jp106 のキーマップを /etc/console/boottime.kmap.gz にコピー
    cp /usr/share/keymap/i386/qwerty/jp106.kmap.gz /etc/console/boottime.kmap.gz
  2. このキーマップでちゃんと日本語キーボード配列になるか確認する。
    loadkeys /etc/console/boottime.kmap.gz
    • 問題なく使えるようなら次回起動時からはデフォルトで日本語キーボード配列が使えるようになる。
    • もし loadkeymap でエラーが発生したら keymap ファイルを修正する。
    • 僕がやったときは keycode 181 と 183 でエラーが出たのでコメントアウトしたら直った。

Anthy+uim による日本語入力

Linux デスクトップ始めて一番不満に思ったのが日本語入力環境が使えない&使いづらいということだった。 canna と skk など使って見たが、canna は馬鹿だし、skk は入力方法が使いづらいしで最後の希望として AtokX の購入を本気で考えた。 しかし金が勿体ないし負けた気になるので模索していたところ Anthy なる物を発見した。

Anthy+uim はかなりイケてる感じだ。これなら使える。

  1. パッケージのインストール
    apt-get install anthy anthy-cannadic-2ch uim-xim
  2. /.xsession に以下を記述する。

    ## Anthy setting
    export XMODIFIERS=@im=uim-anthy
    export GTK_IM_MODULE=uim-anthy
    uim-xim &
    sleep 1
    • ポイントは uim-xim を起動した後にすぐに krxvt などを起動しないこと。 uim-xim がきちんと起動する前に起動したアプリケーションでは日本語入力が利用出来たなかった。 なのでこの設定は .xsession で他のアプリケーションを起動する前に書いておく必要がある。
  3. これで krxvt や Mozilla などで Ctrl+Space を押せば日本語入力の On/Off が出来るようになっているはず。
  4. 日本語入力の On/Off のキーを変更する。
    • 半角/全角キーが使えるようにする。
      • /.Xmodmap に以下を記述する。

        keycode 49 = Zenkaku_Hankaku
        keycode を調べるには xev というプログラムを利用すると良い。
      • /.xsession に以下を記述する。

        [ -f ~/.Xmodmap ] && xmodmap ~/.Xmodmap
    • /.Xresourses で以下のような記述する。

      *conversionStartKeys: Shift<Key>space \n\
          Alt<Key>Zenkaku_Hankaku \n\
          Zenkaku_Hankaku
      この場合、Shift+Space か Alt+半角/全角 か 半角/全角 で日本語入力の On/Off が出来るようになる。

サスペンド

http://japan.linux.com/kernel/04/01/29/1717244.shtml

スワップをファイルにする

  1. スワップファイルを作る。
    dd if=/dev/zero of=/.swap bs=1024 count=((256*1024))
    mkswap /.swap
  2. スワップを有効にする。
    swapon /.swap
    • 確認は /proc/meminfo か /proc/swap を見る。
  3. 起動時に自動的にスワップファイルを有効にする。
    fstab に以下を追記。
    /.swap swap swap defaults 0 0

J2SDKを入れる。

  1. Sun から J2SDK をダウンロードする。
    • rpm じゃなく j2sdk-1_4_2_03-linux-i586.bin というファイル名のやつ。
  2. mpkg-j2sdk のインストール
    • これは Sun の J2SDK アーカイブを deb パッケージにするコマンドです。
    1. /etc/apt/sources.list に以下を追加する。
      deb http://www.stud.uni-karlsruhe.de/~ude2 debian/
    2. apt でインストールする。
      apt-get update
      apt-get install mpkg-j2sdk
  3. J2SDK の deb パッケージを作る。
    1. ダウンロードしておいた j2sdk のアーカイブに実行属性を付ける。
      chmod +x j2sdk-1_4_2_03-linux-i586.bin
    2. mpkg-j2sdk の実行
      mpkg-j2sdk j2sdk-1_4_2_03-linux-i586.bin
      実行するとその場に j2sdk1.4_1.4.2.03-0.13_i386.deb などという名前で deb パッケージが出来るはず。 このとき /etc/mailname が無いというエラーが出る場合は touch などで適当に空ファイルでもおいて置けば良い。
    3. java-common を入れる。
      apt-get install java-common
      j2sdk は java-common を必要とする為。
    4. j2sdk のインストール。
      dpkg -i j2sdk1.4_1.4.2.03-0.13_i386.deb

Eclipseを入れる。

先に j2sdk 等が deb パッケージで入っている必要がある。 無い場合は mpkg-j2sdk で自分で deb を作るなどして入れておく。

正しく j2sdk が入っていれば、 apt で eclipse-sdk と eclipse-nls-sdk をインストールするだけで日本語化された eclipse が利用出来る。

コメント

  • ガーン、Libretto が電源入らなくなった突然死…。サポートに電話したら修理代7万くらいかかるって言われた。そんなん今なら新品買えるじゃん!! というわけで Libretto 無くなったので折角調べたことが無駄に…、経験値が残ったのを良しとて諦めるか…(--; -- KaWaZ 2004-03-08 (月) 11:31:44

*1 キーを1回しか押してないのに2文字入力されてしまう
*2 2004/01/24

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Last-modified: 2006-08-05 (土) 10:58:58 (3002d)